アマチュアフォトグラファーが「人を撮る」。特に女性を撮影する場合、中々に敷居が高いものだと思います。許可なく意図的に海辺で女性を撮ろうものなら訴えられてしまうかもしれません。
こんにちは、MarblePhotoです。
そのため我々「アマチュアフォトグラファー」はポートレート作品を撮影する際「フリーモデルの採用」「撮影会への参加」を主に利用します。
長年の実績がある、コミニュティに入会している方はご存知かと思いますが「駆け出しのフォトグラファー」「SNSでポートレートモデルを探し始めた」方たちに向けアマチュアポートレート界のリアルを共有します。
伝えたいこと
・あなたの撮りたいを決めておいて（目指す着地点は？）
・探し方
・こんなモデルには気をつけて
・DMの送り方とリマインド
自分の撮りたいポートレートとは？
「ひたすら可愛い女の子を…。」「心象的な表現を…。」「えちえちグラビアを…。」「ストリートでかっこよく…。」「ファッション雑誌みたいに…。」
撮った写真をどうしたい？
「SNSで公開したい」（わたしの写真をみんなに見てもらいたい）
「撮っただけで十分」（練習だから）
「モデルちゃんに喜んでもらえればOK！」
一人ひとり撮影する目的や撮りたいイメージがあり、そのイメージにmatchするモデルを探す必要があります。
探し方
まず、ポートレート撮影の実績が「ゼロ」もしくは「あまりない」といった方たちは「撮影会」の参加を勧めます。実績のないフォトグラファーに対しフリーランスモデルの方たちは敬遠しがちです。（デート目的と捉えられてしまう可能性があります）練習の意味も込めまずはポートレート作品の実績つくりをしてみてください。
「ひたすら可愛い子を撮影したい」といった場合も撮影会はおすすめです。すでにロケーションが用意されておりキャスティング交渉も必要なくモデルが多数在籍し運営によってマネジメントされているため安心、選択の幅も広いです。
「グラビア」を撮りたい場合、敷居が非常に高いです。水着なのかランジェリーなのか？どちらにしても交渉の難易度は高くなります。そのため撮影会の利用がおすすめですが一部ではSNS掲載不可など制限があるので注意が必要です。金額面も通常の「私服撮影」より高額になる傾向です。
えちえちを撮りたい場合、SNS上では相手にされないことが多いため紹介または「グラビアをしているフリーモデルが集まる撮影会」へ参加し面識を持った上でご依頼交渉する。といった方法が最良かと思います。
Marbleの場合
①SNSで発掘→プロフィール確認
確認事項として「活動地域」「フリーランスとして活動しているか？」「撮影に関する規約などの有無」
②モデルのタイムライン確認
確認事項「どのような表現を得意としているか？」「誰に撮られているか？」「発言内容（人間性）」「写真投稿（モデル自身が組み写真として投稿している、投稿に反応している）」「いいねの反応（意味の分からない反応はその方の感性に？を感じる）」
こられを確認しMarbleの目的「写真集制作」にまで発展できるモデルであるかどうかを考慮し撮影のご依頼をします。
タイムライン上の活動内容ではどのような表情で撮られているかよく見ておくと良いです。同じような表現と同じような表情ばかりでは、あなたが撮りに行ってもきっと同じような写真になってしまうと思います。モデルの「表現力」はフォトグラファーが引き出す部分とモデルとしての表現力の強さが掛け合わさるところです。
確認のための注意事項は次へ続きます。
こんなモデルには気をつけて
・ネガティブや攻撃するような発言が多い
これから何度か連絡のやり取り、撮影をするにあたり人対人の繋がりは重要になります。SNS上で他者を攻撃したり悪者扱いをする方は後々、災いをもたらす可能性がありますのでご依頼は避けるほうが良いかと思います。写真に人間性も反映されてきますのよ…ね。
・連絡が遅い・無い
DMなどのメッセージをお送りしても返信までに日数を要する（基本的に2・3日以上経過しても連絡がつかない）、何度も催促しなければならない、返信が無い。この場合、撮影ご依頼は諦めるべきかと思います。人気モデルになればなるほど依頼が殺到し返信が間に合っていないと考えられます。または相手にされていない可能性も。「撮りたいモデル」と思っていても、そもそも返信がないわけなので無理に催促せず諦める勇気も必要です。
・あいさつや謝意がない
フォトグラファーとモデル。友達でも恋人でもありません。ビジネスパーソンですよね？絵文字を使用したり少し砕けたやり取りなど親近感はあっても良いと思います。お互いのリスペクトを欠いたやり取り、意味を介していない、自らの主張ばかりを繰り返す方たちは不安を感じますので気をつける必要があると思います。
・遅刻やキャンセルが多い
一般的なモラルや社会性の無い方との撮影は諦めましょう。
やらないほうが良いこと
・執拗なDMと催促→諦めるが吉
・撮影料交渉→納得いかないなら断る、ただし不明な点は説明を求める（後々、遺恨となる可能性があります）
・露出の強要→嫌悪感を抱かられる可能性があります
・リプライ・フォローの強要→嫌われるだけです
ご依頼DMから撮影まで
・ご依頼〜「〇〇空いてます？」だけのご依頼はあまり良くありません。挨拶・自己紹介・連絡の意図を伝えるべきです。
・ご提案〜 撮影内容のご提案は撮影時間・ロケーション・衣装などを明記します。
・ご案内〜 撮影時間・ロケーション・衣装・撮影料金の決定事項、注意事項と撮影ポリシーをご案内します。
・撮影三日前〜 撮影三日前に天候・体調、進行可否の確認のためご連絡します。このときに「ご案内」をお渡しするようにしています。
・撮影当日〜 現地に到着した時点でご連絡、不安な場合は出発時にご連絡をします。
テンプレート化したものを共有します。DMだけで完結できれば問題ありませんが撮影会以外の「フリーランスモデル」とお仕事をする場合はしっかりと書面でやり取りしておいたほうがトラブルになりにくいと思います。
返信をいただくために「〇〇について、恐れ入りますが〇〇/〇〇までにご返信ください」と返答期限を設けることで進行可否の判断をすることができます。「近日中に…。」「またご連絡ください。」など曖昧にすると直近でバタバタしたり急なキャンセルにつながる可能性がありますので期限・納期を決定しておいてください。
最後に
様々な方と接してきましたが大人として基本的なコミュニケーション能力は必須だと痛感させられることが多くあり、お互いの感性やリスペクトし合える関係性はほんとに理想だと思います。ご自身の判断基準を持って理性的に行動することが大切です。
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